[475]ブロードバンド(3)ADSL

2013年5月24日

CATVブロードバンドの双璧となるのはADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)。

これは家庭に引かれているアナログ電話回線(ISDN回線ではない)をそのまま利用して、デジタルデータを伝送する方式。この方式は新たに配線をひきなおすことなくインターネット接続ができるので、導入時の工事費が安上がりになるというメリットがあります。今までISDNにすることも無く、アナログに甘んじていた諸君には極めて朗報です。

通信速度は「非対称」で、電話局側から利用者宅へ(下り)のデータ転送速度は高速に、逆に利用者宅から電話局側へ(上り)は低速にするという方式。

転送速度は上りは128kbps~512kbps、下りは512kbps~1.5Mbps程度と考えておけばよく、性能としてはほぼCATVと同じかやや良いという程度。CATVとADSLどちらかにするかは、現在の状況によるといって良いでしょう。

さて、前号にも出てきたヤフーBBはこの下り速度が8Mbpsにパワーアップされています。同じNTTのアナログ回線を使っているのに、NTTより速い速度なんですね。これって不思議?

じつは、ヤフーBBの場合、アナログの電話通信をしないことを前提に仕様を決めているのでこれだけの性能が出せるのです。NTTの場合は、アナログ電話を使うことを考え、安全を見て1.5Mbpsに抑えています。データ通信が電話の通話に悪影響を与えるらしい。

ということで、電話による通話も頻繁に使う人はNTTのADSLがお薦め。電話はあまり使わないという人はヤフーBBがお勧めということになります。もちろん両方とも電話を使いながらインターネット接続することができます。

なお、ヤフーBBも結局のところNTTの回線を使用するので、NTTのADSLが対象になっている区域でないと当然ヤフーBBも引くことは出来ません。