[891]GDPとGNP

ちょっと年配の方は学校で経済成長の指標として「GNP」を習ったと思います。しかし今ではGNPは使わず「GDP」を使います。

GNPとは「Gross National Product」の略で「国民総生産」の事をいいます。GDPは「Gross Domestic Product」の略で「国内総生産」の事をいいます。

どう違うのか?

「GNP」は、ある一定期間に日本国民が生産した国民所得の大きさを測る方法財・サービスの合計を表します。これは、日本国籍を持つ人が海外で財・サービスを発生させた場合にも集計されます。

GDPは、ある一定期間に国内で生産された財・サービスの合計を表します。これは日本国内であれば、日本国籍を持たない外国人労働者が生み出した財・サービスも集計されます。

つまり、GNPは日本国籍を持っていれば、国内外を問わずに集計されることであり、GDPは国内であれば、国籍を問わず集計されるという事です。

これらの経済成長の指標は、今まで両方とも使われてきましたが、日本人と外国人の区別ではなく「日本国内でどうなのか」を知ることが正しいことであり、正確な指標としてはGDPのほうがふさわしいとして、政府の公式の統計ではGDPが正式に使われるようになったのです。

ちなみに2000年のGDPは510兆円、10年前の1990年は451兆円に比べれば増えてはいますが、経済成長率は1990年の5.5%に比べ、2000年は1%とかなり鈍化していることは否めません。

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著者プロフィール

たまごや
1954年1月東京中野区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在茨城県にて有限会社たまごや主催。独自の視点によるコンテンツの発信と「感動の園芸・儲かる農業」をテーマとした肥料販売サイト「たまごや商店」を手がける。