[993]ヨーグルト

ヨーグルトは牛やヤギの乳に乳酸菌や酵母を混ぜて発酵させて作る乳製品。もともとは腐りやすい生乳を保存させるために考えたか、自然に発生した手法だと思われます。使われる乳には地方色があり、おなじみの牛乳のほか、水牛の乳、羊の乳、山羊の乳などがあります。

ヨーグルトという言葉は、トルコ語で攪拌することを「ヨウルト」といい、ヨーグルトの製法が乳を攪拌することから派生して「ヨーグルト」といわれるようになったとする説が有力です。

ヨーグルトの普及は19世紀末。ロシアの医学者イリヤ・メチニコフがブルガリアを旅行した際、特定の地域に高齢者が多いことに注目。その地域の伝統食であるヨーグルトが長寿の秘訣であることを紹介したことから、欧州を中心に世界中に広まりました。メニチコフは、その後、ノーベル生理学賞を受賞。誕生日の5月15日はヨーグルトの日となりました。

日本でもこのニュースを受けて、チチヤス乳業が日本で始めてヨーグルトを製造しましたがあまり普及しませんでした。しばらくして戦後明治乳業が甘いヨーグルトを製造、これがヒットしてヨーグルトが日本に根付くこととなります。

日本では最近、自分で作るヨーグルトが人気です。おいしいヨーグルトを見つけたら、その残りをとっておき、そこに牛乳を加えて常温もしくは30度~45度くらいに加温すると簡単に作ることができます。特にカスピ海ヨーグルトは発酵温度が低いので、ヨーグルトメーカーなどを使わなくてもおいしくできます。

簡単に手に入る市販のカスピ海ヨーグルトは、グリコのものとフジッコのもの。この両方の残りに牛乳を加えて常温放置してみたところた、約12時間で両方とも見事に新しいヨーグルトができあがりました。グリコのほうがちょっと時間がかかり固めのヨーグルト、フジッコのほうはすぐにトロトロネバーリのヨーグルトができます。作ったヨーグルトは全部食べてしまわないで、次のために少し残しておきましょう。なおヨーグルトを作るときは雑菌が入らないように気をつける必要があります。

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著者プロフィール

たまごや
1954年1月東京中野区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在茨城県にて有限会社たまごや主催。独自の視点によるコンテンツの発信と「感動の園芸・儲かる農業」をテーマとした肥料販売サイト「たまごや商店」を手がける。