[1036]プリザーブドフラワー

切花に使う花は地面から生えている花を切って使います。しかし日持ちしないことから、古来よりいろいろな工夫をして花の美しさを保存しようと努力してきました。

そして生まれたのがドライフラワーです。生花をあえて乾燥してしまうドライフラワーの発想は意外と画期的だと思います。次に考え出されたのが造花です。花を模した造花は枯れることもなく永遠にその美しさを保つと思われましたが、実際には色あせ、そして汚れなどが目立つようになり、やはり本物の花にはかないません。

そこで登場したのがホンコンフラワーです。ホンコンフラワーは樹脂でできた造花。その大きな特徴は水で洗えることです。ディスプレーや店舗、飲食店では洗えることは重要でした。本物の花には程遠いけれど、ざぶざぶ洗えることで結構人気のあるのがホンコンフラワーです。

さて、生花に匹敵する造花で真打といえば最近人気上昇中のプリザーブドフラワーです。

プリザーブドフラワーとは本物の花に含まれている水分をそっくり保存料と入れ替えてしまい、見た目は生花と全く変わらないように加工された花です。本物の花を使用しているので造花ではありません。見た目は生花と区別がつかないくらいのソフト感と繊細なみずみずしさ保っています。

気になる保存料ですが、これは食品にも使われている成分で、人体やペットにも害はないとのこと。ペットは意外とお花が好きで、飾ってある生花を食べてしまうことも良くありますが、そういったことがあったとしても安全に配慮しているのがプリザーブドフラワーなのです。

プリザーブドフラワーで作られたブーケやアレンジは枯れる心配がなく、水遣りも必要ありません。むしろ水遣りは保存料を薄める結果となり雑菌を増やしてしまうので禁物です。贈答やウェディングなどで人気上昇中のプリザーブドフラワーですが、若干お値段も高めなのがちょっとお財布には厳しいところです。

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著者プロフィール

たまごや
1954年1月東京中野区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在茨城県にて有限会社たまごや主催。独自の視点によるコンテンツの発信と「感動の園芸・儲かる農業」をテーマとした肥料販売サイト「たまごや商店」を手がける。