[1155]神社と神宮

神社と神宮、どう違うのでしょうか?
神社と神宮の区別はこう考えるとわかると思います。

神社=神様が降りてくるところ。用が済めばお帰りになる
神宮=神様が常駐しているところ

神社の「社」は「やしろ」と読みますが、屋代(やしろ)とも書き、これは結界を表します。結界とは神様が降りてくる場所で、紐などで囲った領域をいいます。家を建てるときに執り行う地鎮祭などで、竹を四隅に配し、紐をかけた光景を見ますが、これが社(結界)です。地鎮祭はここに神様をお呼びして、建物を建てる土地を浄化する行事です。

社は神様が降りてはきますが、用が済めば帰ってしまいます。できればいつもいて欲しいと思うのが人情。そこで、神社にお宮(御屋=おみや)を置くことになります。お宮とは神様の住居。家を提供することで神様に常駐していただくのです。

神様にも親や兄弟がいますので、その神様たちも降りてくることがあります。そのため神宮の中に神社があったりもします。先日訪問した千葉県の香取神宮では、本殿の神様のほか、その母親である神様の神社も香取神宮の境内のなかにありました。

香取神宮には、要石(かなめいし)という地震を抑えている石が地面から頭を出しているのですが、この石を見張っている神様のお社も中にありました。ちなみに、この要石は茨城県の鹿島神宮にもある要石と対になっているそうです。地震を起こす鯰をこの石が抑えているとのこと。

香取神宮と鹿島神宮は非常に近いので一日で両方を巡ることができます。雄大な鹿島神宮と荘厳な香取神宮を対比してみるとなかなか興味深いと思います。
鹿島神宮
鹿島神宮(2008.01.14撮影)

香取神宮
香取神宮(2008.01.14撮影)

鹿島神宮の要石
鹿島神宮の要石

香取神宮の要石
香取神宮の要石

【関連記事】
[1147]伊勢神宮

  • Google Bookmarks
  • Yahoo!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • del.icio.us
  • livedoor クリップ
  • POOKMARK Airlines
  • ニフティクリップ
  • Buzzurl
  • newsing it!

関連する記事(2)

常識ぽてち~2006~ - [1159]おみやげ (2008年2月 7日)

村人に託された頑強な使者は無事神宮にたどり着き、村人に代わって祈願をし、お札(宮笥)を皆が待つ村に持って帰ります。これが「みやげ」の発祥です。 続きを読む

常識ぽてち - [828]新嘗祭(にいなめさい) (2009年11月 8日)

農業国家である日本は、古くから五穀の収穫を祝う風習があります。その年の収穫はそれ... 続きを読む

常識ぽてち カテゴリ

たまごや内を検索する

Google
Web デジタルたまごや

たまごやの"新着!"

Loading...

このサイトを購読する

メルマガで購読する

 

 

powered by まぐまぐトップページへ

ご訪問感謝!

創刊:1999.12.15


RSS feed meter for http://www.tamagoya.ne.jp/potechi/b/

アーカイブ

全 909 件-タイトル表示

著者プロフィール

たまごや
1954年1月東京中野区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在茨城県にて有限会社たまごや主催。独自の視点によるコンテンツの発信と「感動の園芸・儲かる農業」をテーマとした肥料販売サイト「たまごや商店」を手がける。