[1169]ランドセル

まもなく新一年生が大きいランドセルを背負って登校する姿を目にすることができる、4月はそんな季節です。このランドセル、先日のクイズ番組でオランダ語とされていましたが、語源はオランダ語のランセルではありますが、それが変じてランドセルというこの言葉はすでに日本語といっていいものです。

英語にはランドセルというスペルは無く、オランダ語のranselはランドセルとは呼びません。したがって英語表記とするならばローマ字そのまんまのRandoseruが正しいと思われます。

江戸時代の幕末に西洋式の軍隊を導入した際に、軍服と同時に背嚢(はいのう)も輸入され、それがランドセルの始まりとされています。明治時代になると学習院で両手があく背嚢に学用品を詰めて登校するように指導し、さらに時の皇族(のちの大正天皇)の学習院入学を祝って伊藤博文がランドセルを献上したことで、以後日本でランドセルとして定着することとなります。

戦後の昭和30年代になると、ランドセルは小学生用として広く普及してきました。おじいちゃんおばあちゃんが孫に贈るものとしてランドセルが一般的なものとなったのです。これだけランドセルが普及したのは日本だけです。まさに日本の文化といえます。

私が小学生の頃は、皮製であっても大体3,000円ほどで買えたランドセルですが、どれも6年間はもたず、5、6年生になると皆それぞれ普通のカバンをもって登校していました。最近では普及品で7,000円くらい。コードバンなど高級皮革を使ったものは5万円以上もするようで、そういった高級品は6年間の使用にも耐えるようです。

しかし6年間大事に使っても中学生では使うことの無いランドセルを捨てるにはしのびない。そんな人のために、ランドセルをマスコットにリフォームしてくれるサービスもあります。小学生の思い出として、最適なこのサービス、利用してみてはいかがでしょう。

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著者プロフィール

たまごや
1954年1月東京中野区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在茨城県にて有限会社たまごや主催。独自の視点によるコンテンツの発信と「感動の園芸・儲かる農業」をテーマとした肥料販売サイト「たまごや商店」を手がける。