[1180]地磁気がなくなる日?

地球の内部には、内核という部分とそれを取り巻く外核があります。内核は金属(主に鉄)を主成分とする固まった部分。外核はどろどろに融けた金属であるとされています。固い内核の周囲を外核が流動するためそこに電気が生じ、磁場が形成されているというのが今の地球の姿です。この磁場は地球が誕生して20億年かかって現在のようなものになったとされています。

磁場は南極と北極を磁極として地球を取り巻くように地磁気を形成しています。この地磁気は今までに何回も反転しているようで、直近では70万年前に一度反転しています。

反転とは南極と北極が入れ替わること。これは周期的に起こることではないので次の反転の時期はわかりませんが、現在なんと反転に向けての兆候があるのです。

というのも、ここ150年で地磁気の強度が10%ほど減少してきており、現在もその傾向が続いていることが判明しています。この減少カーブの延長線をたどると、今から1千年後か2千年後には地磁気がゼロ近くまで減少する可能性があります。地磁気ゼロを経て、磁極が反転するのかもしれません。

地磁気がゼロになるとどうなるか?

地磁気は地球を取り巻くバンアレン帯というバリアを形成しており、これが地上に降り注ぐ有害な太陽風や宇宙線を防いでいます。地磁気がなくなるとバリヤはなくって、有害な紫外線や宇宙線が降り注ぎ、人類をはじめ多くの生物にダメージを与えます。おそらく大変なことになると思います。

しかし人類絶滅の危機に瀕するかというと、そんなこともないでしょう。いままでも過去400万年の間に、およそ10回の逆転現象を起こしており、その際にも地磁気はゼロに近い状態になったはず。

しかし生物はしっかりおき伸びています。ただし、生物進化の歴史において断絶的に現れるバイオイベント(生物史の大変動)がこの地磁気変動に影響されている事実があり、全く無関心でいられるはずはありません。

実際、日本を始め各国で地磁気の研究は強力に進められており、実態を調査しています。もし千年後に地磁気変動が起こるとしたら、これは大変な事件であることに間違いはありません。

ちなみに日本政府はこのことについては全く触れておりません。もし大変な事件であると公表したら、パニックになってしまうからです。地球規模の事件ですから逃げようがありません。危険度が高い重要なことほど隠し通す。これが政治です。

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著者プロフィール

たまごや
1954年1月東京中野区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在茨城県にて有限会社たまごや主催。独自の視点によるコンテンツの発信と「感動の園芸・儲かる農業」をテーマとした肥料販売サイト「たまごや商店」を手がける。