[1239]アサリとシオフキ

そろそろ潮干狩りの季節。関東ですと、千葉県木更津あたりがメッカです。ただしこのあたりの潮干狩り場は人工的に整備されたもので、入場料を払って入場、獲れたアサリは2キロまでは無料、それ以上は有料だったりします。入場料を取るのでアサリが全く獲れないということはありません。潮が満ちているときに船で巡回しアサリを撒いていますから。

さて、潮干狩りの獲物は、まずアサリ。ハマグリも獲れることがありますが稀です。そもそもはハマグリは潮干狩りで取れるほど浅いところにはいない貝なのです。

そしてアサリと一緒に獲れるのが、バカ貝、そしてシオフキ。どちらもあさりと比べ味に遜色はないのですが、砂抜きが難しいため、そのまま食べるのは難しい貝です。

バカ貝は成長すると結構大きくなります。舌の部分はすしネタのアオヤギとして有名です。また貝柱は味もよく、これもすしネタの小柱としてなじみがあります。アサリとハマグリはマルスダレガイ科の同じ仲間。バカ貝とシオフキ貝はともにバカガイ科の二枚貝です。

アサリとバカ貝は大きさが違うので、間違えることはありませんが、シオフキとアサリは大きさも4cmくらいでよく似ています。殻がアサリよりも丸みがあり、厚みもあります。殻の表面に筋がなくスベスベしているのがシオフキ。触ると勢いよく潮を吹くのでシオフキの名があります。

バカ貝はともかく、シオフキは砂出しのしづらさを考えるとあまりメリットのない貝なので、料金を払ってまで持ち帰る必要はないと思います。

なお、潮干狩りでとったアサリは砂出しのほか、潮抜きをしないとしょっぱくて食べられません。持ち帰るときは、網ではなく、発泡スチロール箱につめて一緒に海水も持ち帰ると、砂だしが楽にできます。潮干狩りのアサリは体の中に海水をたっぷり含んでいるので、調理前にざるに空けて放置し、潮抜き作業をきちんとすると美味しく料理できます。

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著者プロフィール

たまごや
1954年1月東京中野区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在茨城県にて有限会社たまごや主催。独自の視点によるコンテンツの発信と「感動の園芸・儲かる農業」をテーマとした肥料販売サイト「たまごや商店」を手がける。