カテゴリ"現代社会・生活の常識"のコラム

[1244]アウトレットとは?

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茨城県の阿見町にアウトレットモールがオープンしました。阿見町は私のところからそう遠くない場所なのですが、何でこんな田舎に、というのが正直なところ。そういえば、アウトレットモールはどこも田舎に位置しています。実はアウトレットが田舎にオープンするのにはわけがあるのです。

アウトレットとは、出口という意味。その昔イギリスのブランドメーカーが、工場の一角に売り場を設け「訳あり品」を直販したのが始まりです。ちなみに反対語はInlet(入り口)。

「訳あり品」とは、製品のラインで規格に外れてしまったものを手直しして売れるようにしたいわゆるB級品。あるいは工場で生産したものの在庫過剰で処分しなければならなくなったものや型遅れのもの。不良品を販売しているわけではありません。

生産工場ですからもともと郊外に位置しており、その工場での放出品ということでアウトレットショップの起源となったわけですが、それ以外にも田舎で展開する理由があります。

それは正規品販売店との競合を避けるためです。

訳あり品といえども、ブランド品には変わりありません。アウトレットショップを正規品販売店のある都心で展開したら、正規品販売店はアウトレットショップに売上をとられてしまうでしょう。同じ企業内で競争をあおるのは自滅行為であり好ましいことではありません。

なので、メーカーは正規品販売店とアウトレット店が共存できるように、アウトレット店は都会から離れた田舎にオープンすると、そういうことになったのです。

アウトレットといえども名ばかりのアウトレットショップもありますので、そのあたりは識別眼を付けなければなりません。また偽物をつかまされても大変なので、アウトレットという言葉には慎重になる必要があります。

もっとも、メジャーなアウトレットモールの場合は、テナントは吟味されているのでそういった心配は無用です。ぜひお近くの「田舎のアウトレットモール」でブランド品の買い物を楽しんでください。

※田舎(いなか)=親しみをこめて「いなか」と呼ばせていただいております。
---いなか在住のたまごや---

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[1227]低温注意報

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気象庁が発する注意報にはいろいろなものがありますが。よくわからないものに低温注意報というのがあります。これは「低温によって災害の起こるおそれがある場合にその旨を注意」して行なう予報です。

たとえば低温のため農作物が凍ったりして著しい被害が予想される場合や、冬季の水道管の凍結・破裂による被害が予想される場合などに発令されます。

でも、低温って言われても、何を基準に低温というのか、いまいちわかりにくいのも確か。そこで調べてみたところ低温の基準は対象地域によって異なるようです。

たとえば東京(東京地方を含む)の場合。

夏期...平年より5℃以上低い日が3日以上続いた後、さらに2日以上続くとき
冬期...-7℃以下、多摩西部-9℃以下

これが宮城県の仙台になると。

夏期...平年より4~5℃以上低い日が数日以上続くとき
冬期...-7℃以下または、-5℃以下が数日続くとき

低温注意報は冬だけでなく、夏にもあることが面白いですね。

このほか最近始まった注意報に「竜巻注意情報」というのがあります。平成20年3月から発表を始めたもので、平成18年9月に宮崎県延岡市起こった竜巻に多くの死傷者が出たことを受けて取り組まれたもの。

竜巻なんてアメリカのものと思っていましたが、最近では日本でも注意しなければならなくなったようです。「異常気象」ではなくこれが「普通」だということでしょう。

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[1223]プライベートブランド

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ジャスコ(イオン)で買い物をすると、Top value(トップバリュー)というブランド商品が目に付きます。これはジャスコの独自仕様によるプライベートブランド。これに対して、メジャーなメーカーのブランドはナショナルブランドといいます。たとえば今の季節に必需品なのが「鍋つゆ」。トップバリューの「寄せ鍋」つゆは248円とかですが、フジッコとかモランボンなどの有名メーカー品は298円します。

最近では、景気後退・生活に対する警戒感から、こういったプライベートブランドが売れているようです。といっても本当はナショナルブランドがほしいのに、いやいや買うのですが。

そこにきて、大手流通業の生協から発売されているウインナーソーセージから化学物質トルエンが検出されて問題になっています。責任の矛先は製造元の伊藤ハムに向かっているようですが、もともとプライベートブランドというのは、その仕様を出した流通業、つまり今回の例で言えば、生協が責任を持つべきものです。伊藤ハムは生協の出した仕様書にしたがって製品を作っただけなので、製造メーカーとしては責任は無いので名前は出しません。たとえ事故があったとしても、社会的責任を持つのは生協なのです。

では伊藤ハムにまったく責任が無いのかといえば、それは生協に対しての責任はあるといえます。しかしそれも、生協(依頼者)と伊藤ハム(請負者)の契約によります。

たとえば、使う原材料について、伊藤ハムは100円のものを使うように推奨しても、生協が80円のものを使えという仕様書を出したら、伊藤ハムはそれに従うしかありません。

また安全性のチェックにしても、工程に3回安全性のチェックをいれるということを伊藤ハムが提案しても、生協が2回でいい、といえば、チェックは2回となります。その結果、安全性に問題がある製品ができあがったとしても、それは生協の責任であって、伊藤ハムには責任はありません。

プライベートブランドというと、安かろう悪かろうというイメージですが、そうとも限りません。上記の例で言えば、たとえば安全性のチェックで、通常ならば3回のところ4回にするという仕様書を出し、より安全性を強化した製品の製造も可能なのです。ヨーロッパなどでは、こういったプライベートブランドが、ストアの商品の40%以上になっているところもあるとか。そういう意味では、日本のプライベートブランドはまだまだ未熟。これからの市場といえましょう。

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[1219]太田胃散とショパン

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~おおたいさん、いいくすりです~

かなり昔のなぞなぞに、

「読売巨人軍のホームラン王を寄せ付けない薬は?」
「太田胃散(王退散)」

というのがありました。当時はON砲といわれていた3番長嶋茂雄、4番王貞治は本当に恐れられていました。当時、長嶋は必ず塁に出る、そして王がホームランを打つ。得点が期待されるこの場面は大いに盛り上がったものです。

そのほかにも「王、金田、広岡、吉田」(おお!金だ!拾うか!よした!)というのもありましたね。これなど、国鉄スワローズにいた金田が巨人に移籍したころの貴重なギャグではないでしょうか。

さて、その巨人軍で活躍した長嶋茂雄の長男「長島一茂」が出演しているコマーシャルが太田胃散。「太田胃散、いい薬です」のフレーズは超有名。このコマーシャルで流れているピアノ曲は、ショパンの前奏曲第7番。同じ曲を長い間使い続けることで製品イメージを植えつけた手法はエビスビールの「第三の男」と同じでしょうか。

しかし、こういった有名な曲を企業の商品イメージとして使っていいのか?
著作権上問題は無いのか?

企業の製品タイアップ曲は通常ならば巨額の使用料が発生します。しかしクラシックはほとんどが著作権は切れているので、自由に使ってかまわないのです。むしろクラシックの名曲を製品に使うことで安くイメージ付けを行うことができるので、使い方によっては効果的です。

ショパンの前奏曲を聞いたなら、おそらく日本人のほとんどの人が太田胃散を思い浮かべることでしょう。企業戦略としては大成功です。

ショパン、前奏曲 第7番のCDはこちら

ショパン: 24の前奏曲集 / マルタ・アルゲリッチ

※誤字に気をつけましょう。「太田胃酸」、「大田胃散」いずれも間違い。太田は「太い」、胃散は「散じる」の字です。

[2008.10.25追記]

今号について、記述に誤りがあると指摘がありました。「巨人の全盛期、3番は王、4番は長嶋なのでは?」というものです。確かに「4番サード長島(当時は長島の字)」という会場の響きも記憶にありますが、長島が3番を打ち、満塁にして、4番王がホームランを打ち、4点を獲得する、という戦略のすごさを友人と語ったことがあり(昭和30-40年代)ますので、この記述も間違いないと思います。

1963年のオーダー

1.柴田 勲
2.国松 彰
3.王 貞治
4.長島 茂雄

1964年のオーダー

1.柴田 勲
2.国松 彰
3.王 貞治
4.長島 茂雄

Googleで検索すると、
4番ファースト王=632000件
4番サード長島=214000件(4番サード長嶋=52,900)
とヒットしますので、両方存在したようですが、実際には4番はサード長嶋が圧倒的に多かったようです。

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[1218]日本の国旗と国歌(君が代)

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君が代(きみがよ)は日本の国歌です。正式に制定されたのは比較的最近の1999年。国旗国歌法によって法的に制定されましたが、歌自体はすでに明治時代にも国歌として扱われてきたものです。

歌詞自体は平安時代に詠まれた和歌に基づくものとされ、明治時代その歌詞に林廣守が曲を付け、ドイツ人の音楽家フランツ・エッケルトが西洋的なアレンジをして現在の「君が代」となりました。日本的な響きの中にも西洋的な荘厳さがあるのはドイツ人の手が入っているからなのですね。

明治時代から国歌として慣例的に用いられてきた「君が代」は、その内容が天皇を尊重するものということから、右よりの意見や、左よりの意見が今なお交錯しています。

思想的なものは抜きとして、みんなで唄える国歌はあっていいのではないでしょうか。そして国旗も同様。しかし今上天皇は国家掲揚国歌斉唱については「強制的でないこと」を望んでいるようです。

《君が代の歌詞》

君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
いわおとなりて
こけのむすまで

これを漢字を交えた文章にすると意味がわかりやすくなります。

「君が代は 千代に八千代に 細石の 巌となりて 苔の生すまで」

君(天皇、君主)の時代は、千年、八千年も続きますように。
細かい石が大きな岩となって、それに苔が生えるくらい永年にわたって繁栄しますように。

訳するとこんな意味となります。ここで、君=天皇とするところにいろいろな意見が分かれる原因となっています。

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著者プロフィール

たまごや
1954年1月東京中野区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在茨城県にて有限会社たまごや主催。独自の視点によるコンテンツの発信と「感動の園芸・儲かる農業」をテーマとした肥料販売サイト「たまごや商店」を手がける。