[1244]アウトレットとは?

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茨城県の阿見町にアウトレットモールがオープンしました。阿見町は私のところからそう遠くない場所なのですが、何でこんな田舎に、というのが正直なところ。そういえば、アウトレットモールはどこも田舎に位置しています。実はアウトレットが田舎にオープンするのにはわけがあるのです。

アウトレットとは、出口という意味。その昔イギリスのブランドメーカーが、工場の一角に売り場を設け「訳あり品」を直販したのが始まりです。ちなみに反対語はInlet(入り口)。

「訳あり品」とは、製品のラインで規格に外れてしまったものを手直しして売れるようにしたいわゆるB級品。あるいは工場で生産したものの在庫過剰で処分しなければならなくなったものや型遅れのもの。不良品を販売しているわけではありません。

生産工場ですからもともと郊外に位置しており、その工場での放出品ということでアウトレットショップの起源となったわけですが、それ以外にも田舎で展開する理由があります。

それは正規品販売店との競合を避けるためです。

訳あり品といえども、ブランド品には変わりありません。アウトレットショップを正規品販売店のある都心で展開したら、正規品販売店はアウトレットショップに売上をとられてしまうでしょう。同じ企業内で競争をあおるのは自滅行為であり好ましいことではありません。

なので、メーカーは正規品販売店とアウトレット店が共存できるように、アウトレット店は都会から離れた田舎にオープンすると、そういうことになったのです。

アウトレットといえども名ばかりのアウトレットショップもありますので、そのあたりは識別眼を付けなければなりません。また偽物をつかまされても大変なので、アウトレットという言葉には慎重になる必要があります。

もっとも、メジャーなアウトレットモールの場合は、テナントは吟味されているのでそういった心配は無用です。ぜひお近くの「田舎のアウトレットモール」でブランド品の買い物を楽しんでください。

※田舎(いなか)=親しみをこめて「いなか」と呼ばせていただいております。
---いなか在住のたまごや---

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[1243]アジサイ寺

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アジサイの花がきれいな季節となりました。アジサイは紫陽花とも書き、青系~紫色の花を咲かせるため、ひそやかで涼しげな感じのする花です。日本にはアジサイ寺と言われる寺院が星の数ほどありますが、これはこの梅雨の時期は気候が変わりやすく、また食中毒や病気などが多発し死人が多く出たため、弔いに手向けたアジサイが寺院に多く植えられたためといわれています。

最近では豪華で大きなアジサイが園芸店で見ることができますが、こちらは西洋アジサイ、またはハイドラアンジアと呼ばれます。ハイドランジアは日本原産のガクアジサイがヨーロッパに渡り、改良されて逆に輸入されたものです。球状で花色は青、桃、白などがあり大変鮮やかです。ハイドランジアとは水の容器という意味。水を湛えた容器のように見えることからつけられたようです。そして花のように見える箇所はじつは花ではなくガクの部分なのです。

アジサイの花色は土壌が酸性なら青い花、アルカリ性なら赤い花といわれます。アジサイの色を決定する一要素はアルミニウムイオン。土壌が酸性だとアルミニウムイオンが溶け出しアジサイに吸収されて花が青くなります。土壌にアルミニウムがないと花は赤くなります。

このようにアジサイの花は土壌のアルミニウムイオンによって花色が左右される要因はあるのですが、土壌の酸度に関係なく咲き始めは青く、だんだん赤に変わっていくので、七変化という別名もあります。これは花に含まれる色素の老化によるものとされています。

ちなみにリトマス試験紙の変化は、酸性だと青→赤、アルカリ性だと赤→青。アジサイの色の変化とは逆なので注意。

アジサイの花を料理に添えて季節感を出すことがありますが、アジサイには毒があるので、食べないように注意しましょう。牛、山羊、人が食べると過呼吸、興奮、ふらつき歩行、痙攣、麻痺などの症状を起こします。


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著者プロフィール

たまごや
1954年1月東京中野区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在茨城県にて有限会社たまごや主催。独自の視点によるコンテンツの発信と「感動の園芸・儲かる農業」をテーマとした肥料販売サイト「たまごや商店」を手がける。