[800]血圧

血圧とは心臓が血液を全身に送るときの圧力をいいます。

高血圧とはこの圧力が高いことを言いますが、ではどこまでが正常でどこから高血圧となるのでしょうか?

現在最もよく用いられているWHO(世界保健機関)の基準および高血圧の診断と、治療に関するアメリカ合同委員会第5次報告の基準では140/90(収縮期血圧/拡張期血圧)mmHg以上を高血圧としています。

この数字は高いほうの限度といえるべきもので、正常血圧は120/80から130/85くらいでしょう。できればこの範囲に収めるよう日ごろの健康管理をしたいものです。

収縮期の血圧は心臓がぐっと収縮して強く押し出す時です。拡張期血圧とは心臓が膨らんでいる時の血圧です。最高値、最低値どちらかが高くても高血圧といいます。また最高値と最低値の差はあまり問題となりませんが、この差があまりにも大きい場合は心臓に疾患があることがあります。

高血圧は動脈血液の圧力が高いので、血管に負担をかけます。若い内は血管も丈夫ですが、年をとるとともに血管も老化してきます。老化した血管が圧力に負けて破れると重大な疾病を引き起こします。脳出血、心疾患、腎疾患等は高血圧の合併症といえるでしょう。

高血圧症は生活習慣病といわれるように肥満、塩分過剰摂取、運動不足、過度の飲酒、喫煙、ストレス等が発症の誘因となりえます。これらの生活習慣を改善することが高血圧を予防する上で効果が期待されます。

[632]脳梗塞

今日は前号に続いて脳梗塞(のうこうそく)の話です。

脳梗塞は脳の血管が詰まって脳に血液が回らなくなり、脳が正常に働かなくなった状態をいいます。脳出血に比較し発作は穏やかです。しかし梗塞が大きい時は死に至るので油断は禁物です。また、障害の発現も回復も脳出血より遅いことが多いです。

脳梗塞の原因は血栓ですが、心臓疾患が原因で血栓ができる場合と、脳動脈自体に徐々にできる場合とがあります。前者は急激に発作が現れ、後者は徐々に病状が悪化するパターンです。

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[631]脳卒中

一口に脳卒中といってもこれは脳血管障害の総称で、具体的には、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血の3つに分けられます。

脳出血は脳溢血ともいわれ脳内に出血するものです。脳梗塞は脳軟化ともいわれ、脳内の血管が詰まって血流に異常があることをいいます。くも膜下出血は脳内のくも膜下部に出血をみるものです。

脳出血は、脳内の血管が破けてそこから脳内に出血することをいいます。脳内の血管は元々弾力性があまり無いのでちょっとしたことで破れやすく、そこにきて血圧が高い場合は元々破れやすい上に血流の圧が高いのですからますます脳出血の危険があるというわけです。したがって高血圧の人は脳出血には十分気をつけなければなりません。

脳出血は血管が脆くなってくる50歳以上の男に多い病気です。糖尿病や通風などの患者に出やすいとされます。また、肥満体格で首が短く太く、胸部が厚く顔面がいつも赤い人は、これを卒中体質といいますので、該当する場合は十分注意してください。

脳出血は、運動している最中や、過度の飲酒中、精神的興奮状態のときに起こりやすいとされています。したがっていつも精神を豊かにおおらかにしていることが大事です。この世知辛い世の中において難しい注文ですけど。

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