[014]失業保険

2012年10月12日

 

失業すると生活に困りますね。そんなときに頼りになるのが失業保険です。失業保険は、何らかの理由で職を失ったときに次の職につくまでの間に給付される保険です。日本の場合、失業保険は雇用保険がその機能を持ちます。
 
【受給資格】
 
雇用保険の失業給付を受けるには、まず雇用保険の被保険者になっていることが必要です。次に被保険者であった期間が離職前の1年間に通算して6ヶ月(14日以上勤務)以上でなければなりません。まずは被保険者証を確認してください。
 
【受給するには?】
 
雇用保険の受給を受けるには職安でその手続きをします。
 
解雇や勤務先の倒産の場合は、失業後7日の待機後に給付が受けられます。
自己都合の場合は、3ヶ月の待機後に給付が受けられます。
自己都合であってもやむをえない事情で離職した場合は、3ヶ月を待たなくても受給できる場合もあるので、担当官によく説明しましょう。
 
【職業訓練校を利用する】
 
職安を通じて職業訓練校に入学した場合は、自己都合であっても3ヶ月の待機期間を待たずに給付が受けられます。
 
また、失業給付を受けている時に職業訓練校に入学すると、その後受給期間が切れても学校在籍する間は同じように給付を受けることができます。
 
このように、失業者にとっては大いに利用すべき雇用保険ですが、悪用する人もいます。
 
先日、職についているのに、続けて職業訓練校に通って不正に給付を受けていた人が逮捕された事件がありました。これは保険金詐欺に当たり重い罪を背負うことになります。こういう事件が後を断たないそうですが、お縄頂戴にならないよう、くれぐれも気をつけましょう。
 

[147]雇用保険の知識(1)雇用保険とは?