[034]派遣社員-1-
2000年6月28日
リストラの波はとどまることを知らないようで、ますます労働者を巡る環境は厳しくなりそうです。労働者としては正しい知識を身につけ、リストラの対象にならないよう、またなってしまったときに如何に対処するかが大切です。
もともとリストラとは再構築するという意味ですから、労働者にとっても歓迎すべきことです。時代は急速に変わっていますから、旧態依然とした会社のシステムを改善していくことには労働者といえども異論を挟む筋合いではありません。労働者とて会社が繁栄するのはこの上ない喜びであるはずですから。問題は経費節減のため、何が何でも首を切りたがる会社の体質ということができましょう。
さて、利益対経費を明確にするため、人材の内訳を派遣社員に頼る企業が増えてきました。正社員と違って、人件費が明確でしかも専門知識がある派遣社員は、企業にとってこれからの戦力となることは間違いありません。ただここで経営者に誤解が生じやすいのは「派遣社員はいつでも解雇できる」と思っていることです。
基本的に「労働法の精神」は社員の区別をしていません。背広を着た正社員であろうと、パートのオバチャンであろうと大学生のアルバイト君であろうと分け隔てなく労働者として扱います。したがって派遣だからという理由で解雇できるわけがないのです。それどころか、優秀な派遣社員は正社員として雇用するようにさえ言っています。つまり派遣社員とは、リストラ(首切り)に便利な社員ではなく、これからの時代を乗り越えるための有用な人材確保システムとして利用すべきもの、と理解する必要があります。
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