〔55〕箪笥<新規の引出し>

投稿日:2002年7月5日 | カテゴリ: ファッション

自慢ではないが、私は洋服を沢山持っている。とにかく数え切れない程、ワンシーズンでは着きれない程、持っている。一時期流行った“お買い物症候群”という病気なのではないかと思ったこともあるくらいだ。

小さい頃に買ってもらった箪笥を今でも愛用しているが、何年か前からいっぱいいっぱいで、もうしまいきれなくなってしまった。しかたなく、ハンガーを使い、部屋の片隅にかけたりしているわけだ。

「片付けなくちゃ」と思ってもなかなか思い腰を上げられず、今日まできてしまったのだが、ふと“箪笥は人生に似ているな”と思った。

私は約10年OLをやってきて、生きていく上で「出す物」と「しまう物」、そして「出しっぱなしにしてもいい物」をいつの間にか身につけた。

私の場合、新しい会社が決まった時に今まで必要だったものは取り敢えず箪笥にしまう。そしてその会社での業務がマンネリ化してきた時に、そして「今だ」と感じた時に、その大切にしまっておいた物を、箪笥の引出しから出すのだ。

派遣はよく“スキル第一”と言われるが、実はそうでもない。確かに経験は必要だが、洋服に例えれば、それが全く流行遅れの物であったとしたら、持っていても着れなくなってしまうように、一瞬にして必要なくなってしまうのだ。

私の部署に4月から新しくAちゃんという派遣の女の子が入ってきた話しは以前したと思うが、今年で26歳になる彼女は、よく「前の会社では」という話しを持ち出して、「こうしたらどうですか?」という案を出してくれる。

業務に真剣に取り組んでくれる姿勢は本当に嬉しいのだが、じっくり聞くと「前の会社ではその方法でやっていけても、うちの会社でそのやり方じゃ、たぶん余計煩雑になっちゃうんだよねー・・・」てなことが多い。

それ以外でも、「この会社おかしいですよね?」と前の会社と比較して、疑問を私にぶつけてくることが多いのだ。「前の会社ではこうだった」という話しを大きな声でされ、ひやひやしてしまったこともあった。

何社も様々な会社を回っていると、確かに比較してしまうことも多くはなるが派遣先を変える場合は、会社の思い出、そこで学んだ技術はいったん箪笥の中に入れる方がいいのではないか、と思う。

「郷に入らば郷に従え」ということわざがあるように、やはりどんなスキルを持ってしても、その会社会社により、規則ややり方は全く違うわけだから、まずはそれに従い、新しい環境で対応していけるような、引き出しを1つ作る、そっちの方が先なのではないか、と思う。

改めて、洋服を整理しながら、そんなことを感じている私なのであった。

2002.07.05

〔54〕雇用保険とその後の生活

投稿日:2002年6月28日 | カテゴリ: 保険

ワールドカップ熱もそろそろ冷めかかってきた今日この頃。日本が頑張っていた当初はどこもお祭りムードで、興味もないのに即席でできたサッカーグッズ売り場なんぞを覗いてはウキウキしていた私でしたが、打って変わって最近は「なんだかだる~い」なんて日々を過ごしています。日本が負けたのが1つの合図だったかのように梅雨入。更にうら寒い日が続いていますよね。風邪をひく人が私の周りでも非常に多いです。皆さんも健康には十分気をつけて下さい。

48号にて「社会保険への加入」についての記事を書いた。

周囲に調査をしたからなのか、最近若い派遣スタッフの女の子から、色々な相談を持ちかけられる。(中には恋の相談しかしてこない女の子もいるが・笑)

その中で、私はもう1つの点に気付いた。“社会保険”に関しては、約8割方の人が“自分の意見”というものを持っているのだが、“雇用保険は?”と聞くと知らない人が殆どなのだ。

うちの会社に最近派遣で入ってきた23歳の女の子に聞いてみると、「え?派遣ってそんなのないんじゃないんですか?それって正社員だけの特権てわけじゃないんですか?」という答えが返ってきた。

雇用保険は原則として、フルに働く(事が見込まれる)労働者であれば、就業した即日から誰でも加入できる保険だ。

派遣スタッフに関しては「継続して派遣就業する者」「家計補助的な者でないこと」が挙げられている。「継続して就業する」という場合の目安は1年となっているが、これは何も“1社で1年”というわけではなく、“数社で(次の会社に移る間大きなブランク期間がない限り)1年”であってもいいわけだ。

だから、「2カ月後~」「半年後、社会保険とセットで」などと派遣会社によりその取り決めも様々らしいが、実はこれは間違いで、フルの長期契約であれば、就労日から加入できる。

私は今の会社との契約が決まり、2カ月後にそれを派遣会社に申請した。

「ここで少しやってくか・・・」という諦めと、「雇用保険は社会保険に比べれば、月々持ってかれる額が低いからなー」という浅い認識しかなかったわけだが、就労したその日から雇用保険に加入させてもらうことにし、遡って、雇用保険料を3カ月分まとめて支払った。(ちなみに私の月々の雇用保険料は1000円前後だ。)

今回問題に思ったのは、派遣スタッフとして働いているにもかかわらず、それを知らない人がやけに多かったことと、派遣会社側が、その働きかけを全くしていないということだった。

私が所属する「M社」も決して「雇用保険、社会保険はどうしますか?」と自発的には言ってこない。こちらから、相談してはじめてというパターンだった。嫌な言い方をすれば、「しぶしぶ」というかたちでもあったわけだ。

派遣会社の営業さんは「スタッフさんのために」というフレーズが(特にうちの営業は)好きで、何かというとその言葉を使い、その場をうまくまとめようとするが、社会保険や雇用保険のことまでは「スタッフさんのため」とは言ってくれないようだ。

つまり、「自分のことは自分でしろ」ということなのだろう。

ご存知かもしれなが、私は先のことを現実的に考えることができない人間だ。今の企業との契約は9月で切れるが、その先のことは一切考えていない。「たぶん、また派遣で別のところで働くのだろうな」程度なわけだ。

契約が終わってからの「その後」の事に関しては、自分もめどが経っていず、親も考えてくれない。ましてや派遣会社はそんな面倒まで見てくれやしないのだ。

仕事はどんなにできようが、年をとればとるほど、雇用条件は悪化し、最悪の場合「次の仕事がここ半年も見つからないまま」なんて事態も起こりうるだろう。

そんな時の“その後の生活”を支えてもらうために「雇用保険」はあるのだと私は思う。

いつなんどき、どんなことが起きるかわからない。派遣スタッフだって、一般の労働者だ。正社員と同じように様々なメリットがあるということを忘れないで欲しい、と思う。

2002.06.28

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