給料

〔30〕賃上げ交渉

明けましておめでとうございます。年末年始、みなさんはどのようにお過ごしになりましたか?私は年末は近所のスーパー銭湯で友人を1年のアカを洗い流し、新年は殆どダラダラと炬燵の中で過ごしました。思っていたよりものんびり過ごすことができ、英気をたっぷり養ったつもりです。今年もお互い頑張っていきましょう。またまた山口しじみをよろしくお願いします!

「時給があと50円、いや、20円でも上がればなぁ」そう思いながら、日夜仕事に励んでいる派遣スタッフの方はけっこう多いのではないか。もちろん私もその口だ。セコイかもしれないが「あと20円でも上がったら、いいお茶代、煙草代になるのに」。そう思うことは非常に多い。

長引く不況で、リストラ、ボーナス半分カット、残業代すらつかなくなった、なんて話を聞いても驚くことすら少なくなったご時世、「給料上げろ」とのたまうなんて、人が聞いたら“なんて世間知らずな!”と言われてしまうかもしれない。“君程度の能力で、そんな多くもらっていること自体が不思議なんだよ”とも言われてしまうかもしれない。

確かに今私が配属されている部署も、私が入った2年前に比べれば売上が激減した。自分が担当する業務がいくら増加しているからと言って、利益が少なくなり、ヒーヒー言っている企業側に「もっと金をくれ」なんて言おうものなら、即クビにされるだろう。そう、私の仕事は馴れりゃ誰だってできるような仕事なのだから。

でも私はこの仕事に就き、3カ月で30円、そして1年後に70円の賃上げ交渉に成功している。

こんな風に書くと“相当すごい勢いで派遣会社の営業担当にくいついているのだろう”はたまた“単なる金の亡者なのか”と思われるかもしれない。それもあるかもしれないが(?)、私は「契約内容」と「実際の業務内容」、精神的にかかってくる負担の数々、正社員とは違い、どっしりと腰を据えることができない不安感、等を計算した上で、純粋に時給を上げて欲しいと訴えただけだ。

最初の30円は契約条件の違いを訴え、派遣会社と私の間だけで「ではギリギリまで上げましょう」というかたちで上げてもらった。つまり(各派遣会社によると思うが)私の所属する派遣会社は実際の粗利より30円多めに取っていたということになる。

その1年後は、業務内容の増加を訴え、派遣会社の担当営業さんと2人で相談し、企業側からの100円の賃上げに成功した。私のもらいはその中の70円だったというわけだ。

ま、正直私はかなりしつこく派遣会社の担当営業に賃上げ請求した。それだけ大変な仕事だったし、契約内容が違っていた部分が多かった、という事実が根底にあったから言えたわけだが、もし何も言わなかったら、1年で100円アップということはありえなかったと思う。

最初に提示された時給のまま据え置きでここまでやってきていた確立は非常に高かっただろう。世の中とはそういうものだ。言わなければ、行動しなければ動くものも動かない。

不況だからと言って、世間に合わせ「仕方ないか・・」と現状で満足するのはナンセンスだと思う。だって、会社の為に働く自分は、裏を返せば、自分の為に働く自分でもあるのだから。きちんとやっている自覚があるのなら「これくらいは欲しい」と、時には勇気を持って発言してみることも必要だ。

“世間ベース”ではなく、あくまでも“自分ベース”で生きていく。今年もそんな風に潔く歩いていくことができたらいいな。

2002.01.04

〔12〕やっぱり“派遣”で生きていく!

先週「テンプトゥーパーム」のことを書いた。その後もうちの会社のテンプトゥーパーム第一号の彼女は頑張って、バリバリやっている。通りすがりにこっそり盗み見ると、殆ど席もはずさず、率先して電話をとっている。

お盆期間中、「たまにはいいよな」と久し振りの“暇な時間”に酔いしれ、フラフラ別の部の友達のところに出向き、迷惑もかえりみず無駄話に花を咲かせていたような私とは大違いだ。同い年なのに、すごいなー。偉いなー。と関心してしまう。

先日また彼女とロッカーで一緒になった。「山口さんはもうここ長いんですよね?だったら正社員でとってもらうこともできるんじゃないですか?」と言われた。思わず「おっ、きたな」と思った。私は今の企業で1年半ほど続けているわけだが、周りの人に「正社員になれば?」と言われることがこのところ増えてきた。

確かに正社員は魅力だ。ボーナス、退職金、交通費(私が現在登録してる派遣会社は交通費の支給は無し)それだけとったとしても派遣に比べりゃ至れり尽せりだ。

ふっと心が傾く時もないわけではないが、私はやっぱり「派遣」でいたいと思う。

今の仕事は好きだ。面倒でバカバカしい処理なども多いが、1年半もやっていたらその面倒なこと自体が不思議と“いとおしく”なってしまった。人間関係してもそうだ。もちろん「やっかいなこと」はある。「とっつきにくい人」もいる。でも「どこに行ってもそんなもんだろう」と思うとそれが自然と“いとおしく”なることもある。

そんな風に感じているのに、私は正社員になることにとまどいを感じる。

不思議だが「いとおしい」と思えば思うほど「ここは私の居場所ではない」という思いも強くなっていくのだ。

私は派遣であることによって、今の会社の人間関係や仕事を一歩ひいたところで見ている。今までは“そのスタンスが心地いい”というだけだった。しかしその先を考えると、一定の距離をおき「ここは私の居場所ではない」と感じることによって、見えてくるものも沢山ある。それは派遣のメリットだと最近思うようになってきた。

「私なりに感じたことをぶつけ、もっと快適に仕事ができるように変えていきたい。」

そんな気持ちでいる間は私は敢えて、この“派遣としてのインスピレーション”を大切にしていきたいと思っている。

「やっぱり“派遣”で頑張ろう。」それが、優柔不断な私が久し振りに出した前向きな結論だ。さあ、明日も張り切って行こう。

2001.08.30

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    創刊:2001.06.14
    カウンターリセット:2012.12.13