[47]子供時代の趣味3.竹細工(3)弓矢と一輪挿し

第47回

■子供時代の趣味3.竹細工(3)弓矢と一輪挿

《弓矢》

と云ったって本式の「大弓」のことではありません。父は「大弓」は三段の腕前でしたが、その「大弓」に弦を張る事すら出来ませんでした。ですから弓矢と云っても15cmくらいの小さな「弓矢」です。竹は沢山ありますから、幅5ミリ、長さ15cm位に切り、表面と裏面を削って薄くします。あまり薄くし過ぎると矢が飛びませんから適当に考えます。

そして両端に弦が掛かるように、5ミリくらい細く削ります。これに凧糸を張れば弓は出来上がりです。

今度は矢ですが、楊枝のように細く削って行くので結構大変です。それに1本1本に弦を引っかける溝を付けなければ成りません。その溝をナイフで入れようとすると、裂けてしまう場合がありますから、もし裂けたらそれを利用してそこに鶏の羽を両側に挟んで接着します。

矢の威力を付けるために、また的に刺さるようにするために矢の先端を少し割って、蓄音機の針を入れて、木綿糸でグルグル巻にしてニスで固めます。これで完成です。直径10cm位の的を造り、白黒の輪を描けば的も出来ますから、何人かの友達と遊ぶことが出来ました。

《一輪挿し》

竹細工で一輪挿しは、工夫次第で大抵のものは作ることが出来ました。太い竹で作ったり、細い竹で長い一輪挿しを1本に幾つも作って、色々な花を入れ、壁に掛けて鑑賞するようなものまで様々です。竹に彫刻をしたり、表面の皮を剥いで色を入れたり、暇手間かけて凝ったものを作る子もいました。材料はタダで手に入りますから子供達にとっては願ってもないものでした。
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ビーズの一輪挿し11月の花・もみじ
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