[123]読者Q&A『ココチップとスーパーココの違い』
◆読者からの質問
スーパーココには「塩分除去済」と記載されていますが、通常のココチップには塩分が含まれているのでしょうか?
◆たまごやの回答
ココチップの原料である椰子の木は土壌から塩分を吸う性質のある植物です。南国の屋台で飲ませる椰子の実ジュースに塩分を感じるのはそのためです。
製品としてのココチップはヤシガラを積み上げて3年ほど風雨に晒し、塩分やタンニンを害の無い基準まで下げてから出荷しますので塩分による害は考えなくて大丈夫です。
産地スリランカでは椰子を使った資材を国の重要な産業と位置づけているため、海岸のみならず山にも畑を作り椰子を植えています。
よく海岸に植わっているためココチップに塩分があるといわれることがありますが、これは間違いで、山間部に植わっている椰子にも塩分が含まれます。しかしココチップは用土として使うためこの塩分は好ましくありません。
そこで、原料となる椰子の実の外皮は3年くらい積んで風雨に晒します。この段階で塩分やタンニンは抜けますが、基準値以下になったものを製品とします。これが当社扱いのココチップです。
スーパーココ(2mm及び6mm)の原料はココチップと同じものですが、さらに真水に硫酸鉄を加えたプールに漬け込み、塩分を除去する工程を加えたものです。
硫酸鉄は塩分と吸着し酸化して黒くなります。そのためスーパーココは色が若干黒くなっております。この鉄分は可給態鉄(二価鉄、三価鉄)なので植物の発根促進・生育環境を改善するため良好な結果となっております。
ココチップを愛用されている方はぜひスーパーココもお試しください。
【関連資材】
【ヤシガラ土壌改良材】ココチップ2Sサイズ 4cu.ft
【塩分除去済ヤシガラ】スーパーココ(2mm)4cu.ft