油粕などを施肥するときは発酵後のものを使用しないと、腐敗したり根を傷めたりしますので、発酵させてから与えるというのが常識となっています。

海藻粉末は海藻をただ乾燥し粉末にしたものですから、いわゆる発酵はしていない状態になっています。この海藻を撒いた場合にその後腐敗・発酵によりニオイが発生し たり、発酵熱で根を傷めないかという心配があると思います。

確かに海藻粉末を土に混入する場合は発酵熱の心配がありますので、少なくとも7日は空けて定植するようにしてください。混入ではなく上振りの場合は心配は無用です。 海藻粉末を散布した場合は、海藻特有のニオイがします。磯の香りです。しかししばらくすると、そのニオイは消滅します。

海藻を土壌に混ぜて使用した場合は、土壌内の微生物が海藻を分解します。その場合にアルコールや有機酸、そして炭酸ガスを発生させますが、植物に有害になるほどではありません。

しかしそれには土壌中に有効な微生物が生息していることが前提となります。全く死に絶えたような土壌では、さすがの海藻粉末も腐敗しますので、散布する前の土壌コンディションがある程度良好であることが必要です。排水性、通気性には留意する必要があります。

海藻には土壌微生物の養分となる食物繊維が多量に含まれていますから、通気のよい土壌を作っておけば、有効微生物が働いて自然と団粒構造の土壌を生成します。