ヤマハフルートYFL-517とYFL-897Dを試奏

2015年5月10日

ムラマツM21
マイフルート ムラマツM21

つくばのiiasにはヤマハが入っている。管楽器も多くおいてあり、なかでもフルートの展示には興味津々。ヤマハのショップなのでヤマハ機種は在庫も豊富。

興味深く見ていると店員さんが寄ってきた。

「買わないけど試奏させてもらえる?」

と尋ねると、もちろんですと快諾。

※係員の塩崎ひろみさん、ありがとうございました。

今使用中のムラマツM21は設計も古く、Eメカニズムが付いていないので3ミが出しにくい。

なのでEメカを試したいと要望。
ついでにインラインリングキーも試したいとのたまう私。

係員のかたが試奏室に用意してくれたのは
ヤマハのカバードキーオフセットモデルEメカ付きの
YFL-517(頭部管銀製、カバードキイ、Eメカニズム付、C管)¥220,000

YFL-897D(総銀ハンドメイド、インラインリングキイ、Eメカニズム付、C管)¥670,000

この二本を試すことになりました。

まずYFL-517。

ムラマツのM21と同じカバードキーなので違和感はなく、そのまま吹いてみる。
頭部管は銀製でよく響き、柔らかい音だけど輪郭はしっかりしています。

2#ドを吹いてみると、自分のムラマツは昔のスケールのため2#ドは高めに上ずるがYFL-517では音程もかなり正確になっていて驚いた。
2#ドは結構頻繁に使う音なので、正確な音程で鳴ってくれるのはうれしい。

肝心の3ミは最初は全く音が出ず焦ったが、ポイントを変えたらすんなり出る。
コツをつかめば3ミはいとも簡単に出る。
Eメカニズム恐るべし。

ついでに出しにくい3#ファもすんなり。
これはなかなか良いフルートである。
つらい練習も楽しい練習になることでしょう。

次にYFL-897D。

総銀製のインラインリングキーでしかもEメカニズム付きの高級かつ珍しいモデル。
そもそもインラインでEメカというのが少ないのが現状。
それをヤマハでは高級モデルのハンドメイド イデアル シリーズにこれを投入。
今後の主流になるかも。

で構えてみると、案の定リングキーがうまく押さえられない。
特に左手の薬指がキツイ。
左手小指のG♯レバーも位置がかなり違う感じ。
じっくり押さえてやっと音が出るといった具合。
インラインのフルートって別の楽器と言っていいと思う。
それくらい違う。
カバードキーに慣れてしまうとインラインリングキーに移行するのはかなりの慣れが必要と感じた。

で、このインラインのEメカニズムだが、これも簡単に3ミが出てしまう。

上級者になるとほとんどEメカは必要ないが、発展途上の練習者にとっては「あったほうが絶対に良い」といえる機能。

総銀でハンドメイド67万円のYFL-897Dも充分お買い得とは思いますが、この下の500シリーズあたりにもインラインリングキーでEメカ付きの機種を増やしてほしいものです。

ちなみに2014年4月29日から7月27日まで管楽器フェアということで、かなりお安くなっています。

YFL-517 ¥220,000→¥176,000
YFL-897D ¥670,000→¥536,000

※価格はいずれも税別。

株式会社ヤマハミュージックリテイリングつくば店