[325]ぼやきスパイラル

《電話の前と後でぼやくヒト》

皆さんの職場にこういうヒトいませんか?

電話がかかってきてその担当者に代わってもらおうとすると「誰だよ、出たくないな」とかいいながら代わるヒト。そしてその電話を切った後に、その内容についてぶつくさぼやくヒト。

こういうヒトは間違いなく仕事ができないヒトです。まず、電話に出たくないという症状はその人はややこしい問題を背負っているからです。相手もその問題を解決しなければならないから電話がかかってくるのです。当然その担当者は対処能力不足してますから、ややこしい電話には出たくないのです。

電話が終わったとのぼやきも仕事ができないことを如実に表しています。問題がすっきり解決すれば、その電話での対応はそこで終了しているはずです。問題解決していれば気持ちいいわけでぼやくはずがありません。ぼやいているということは問題解決しておらず、また同じような問題で電話がかかってくるでしょう。そしてまた電話に出たくないという最初の振り出しに戻るのです。これを「ぼやきスパイラル」と命名しましょう。

このスパイラルを断ち切るには、まずぼやくことを止めることです。電話に出たくなくとも気持ちよく出るのです。そして電話が終わったら、そのことについて一言もぼやかないことです。

すると不思議なことに、職場の雰囲気ががらりと変わります。その人を見る周囲の眼も変わってきます。仕事はできないのに、できるように見えるようになるから不思議。

実際こういうことは、本人ではなく、上司が早く気がついてあげるべきでしょう。職場の雰囲気作りは上司の大事な仕事であるからです。

そして、あなた自身も。電話の後先でぼやいているとしたら、即刻改善しましょう。ぼやきを止めると気分が前向きになって、仕事もはかどるようになること請合います。

【関連記事】
職場のマナー-あいさつ-