[112]車内禁煙

今号はたまごやライターの「小林一之助」さんのコラムをおおくりします。

■車内禁煙

仕事がら出張が多い
そんな時、かんじるのが新幹線や在来線の特急電車のタバコのことである。
私は煙草は吸わない
新幹線や、在来線の特急の場合、短くても2時間は乗ることになる。
非喫煙者にとっては煙草の煙は大敵だ。
当然、禁煙車を希望する。
が、混雑時には禁煙車が確保できない時がある。
2時間も3時間も煙草の煙の中にはいられないので1本後の列車にすることになる。
喫煙車の煙草のすごさと言ったら、それはもう我々吸わない人間にしてみればおそろしいかぎりだ
ドアが開いただけで、隣の車両まで煙草のにおいがするし、喫煙車両の中は煙草の煙で白くなってしまっている

どうしても券がとれずに、喫煙車になってしまった
嫌煙家や、煙草を吸わない子供連れのかたは気の毒だ。
愛煙家にとってみれば、長時間煙草を吸えないのは大事なのだろう
ここは譲れないのかもしれない
しかし、こういった列車の指定席は、必ず禁煙車から売れていく
事実、私が一緒に出張する同僚なども愛煙家だが
「煙がすごいから」というらしからぬ理由で禁煙車を希望する。
不思議だ。
列車に乗ったら煙草を吸うなとはいわない
しかし、JRもそろそろ考えてもいいのではないだろうか?
全席全車両禁煙にしてしまって
一部に喫煙所を設ける
というアイディアはいかがだろう
そうすれば家族連れも安心して列車に乗れるし
禁煙車に乗らなければならなくなったお父さんも
喫煙所で気兼ねなく煙草が吸えるのではないだろうか?

小林一之助

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