[089]バスタブ

今日はお風呂の使いかた海外編です。

海外のホテルに泊まったときは、まず部屋のチェックを忘れないようにしましょう。防犯上、特に大事なのが「部屋の鍵がちゃんとかかるか」です。鍵の形態やかけかたなどが日本と違う場合も多いので、必ず試してみます。

次に行なうのが、バスルームのチェックです。水栓をひねってみて、ちゃんと水とお湯が出るかどうかを試します。水はともかく、お湯は出ないことが多いようです。

バスタブのチェックもします。同じくお湯が出るかどうか、シャワーヘッドからちゃんとでるかどうか、排水口が詰まっていないかどうかをチェック。排水口が詰まっていると、次の人が入るときになかなか流れず大変困ります。

以上チェックして、不都合があれば、部屋をチェンジしてもらいましょう。ただし、そのようなホテルの場合どこの部屋も似たり寄ったりだったりします。

さて、西洋式のバスルームは日本式と使い方が違っていることは皆さん承知していると思います。バスタブは基本的にはシャワーとして使い、タブにはお湯を溜めても、同室者が使うときはその都度お湯を取り替えます。身体はバスタブの中で洗います。日本の風呂のように洗い場はありません。タブの外に水をこぼさないように注意します。水をこぼすと階下に水が浸みてエライことになりますので。

使用する前に、最初バスタブにかかっているタオルが布の場合には、足拭きマットですから、タブの脇に敷きます。これがイボイボのゴム製の場合は、タブの中に敷いて滑り止めとして使います。

バスタブにお湯を張ったときはシャワーカーテンはバスタブの外に出します。こうしないと、お湯の垢がシャワーカーテンに付いてしまいます。(重要)

シャワーを使うときはお湯を落としてから、シャワーカーテンをバスタブの中に入れて使います。こうしないとシャワーのお湯でタスタブの外が水浸しになってしまいます。つまり、バスタブにお湯を張ったまま、シャワーは使わないということです。これは意外と知られていないですね。

バスタブの使用後は栓を抜き、カーテンにシャワーをあてて軽く流したあと片側にひいておきます。カーテンの裾はバス・タブの中に入れておきます。バスタブはそのままですと垢がついていたりしますので、軽くこすって落としておきます。

欧米の場合、入浴時間帯が暗黙のうちに決まっていることがあります。できればフロントに聞いておいたほうが良いでしょう。通常は22時~朝5時までは遠慮するのがマナーです。

さて、入浴で使ったタオルは、再度使う場合を除き、ハンガーにかけず床に放置します。行儀が悪いように思いますが、これが作法ですから心配無用。こうしておけばルーム係が新しいタオルに替えてくれます。