[062]メールマナー~ソノ2~

メールは電話より気軽で、しかも電話のように相手の都合に関係なく呼びつけることもなく大変便利なものですが、電子メールには別なマナーが必要になってきます。前号に続き、今日も皆さんが普段親しんでいる電子メールについて色々話をしたいと思います。

【メールアドレスの管理】(重要)

メールアドレスは個人の財産ですから大事に使いたいものです。特にメジャーなニフティやビッグローブ、DIONやODNなどのメールアドレスは有料会員にならないと手に入れることはできません。そのような大事なアドレスが、裏で売買され、結果要らない広告メールがわんさと来るようになったり、あるいはいたづらに使われたりするとそれらの被害から身を守るために会員を辞めなければならなくなります。

見ず知らずの人からメールが来た時は十分気をつけましょう。できれば読まずに捨ててしまっても構わないと思います。ファイルが添付されていたらまずウイルスを疑います。添付ファイルは読まずに捨ててしまえば感染しません。

1.「要らない時はこのまま返信してください」のワナ

相手は無作為にメールを送っています。これをスパムメールといいますが、その中には実在するものしないもの関係なく送り付けています。そんなメールに返事をしたらどうでしょう?わざわざ自分の存在を証明するようなものです。このようなメールも返事をせず、捨ててしまいます。同じメールが何通も来るようでしたら、メールソフトの条件設定で読まずに削除することもできます。

2.チェーンメール

チェーンメールは、つまり昔流行った「不幸の手紙」あるいは「幸福の手紙」です。内容はほとんどがデマで、それが広がるのを楽しむ愉快犯によって送信されるものです。チェーンメールの特徴は、必ず文に「できるだけ多くの人に転送してください」という転送を促すメッセージが入っています。もし、チェーンメールを受け取ったら転送せず止めてしまいましょう。

3.ダイレクトメール

企業からのダイレクトメールはスパムまたはジャンクメールといわれています。内容は様々で健全なものからマルチまがい商法の勧誘まで色々あります。このようなメールが頻繁にくるようであれば、あなたのメールアドレスが知らないところに流出している可能性があります。掲示板やネット上の申込みにはタダで使えるフリーアドレスを使い、悪用されたら捨ててしまうようにしましょう。

4.CCメールは送らない

メールを送信する時は、CCで別の人を指定すると、送信した人皆にアドレスがわかってしまいます。また、あて先に複数指定しても同じ様にわかってしまいます。そういう時は、BCCを使いますが、BCCは企業が無作為にメールを送るときに使う手であり、また受け取ったほうも複数のアドレスを使い分けている場合はどのアドレス宛てにきたものかわかいづらいため、あまり評判よくありません。メールは面倒でも、あて先一つ一つに送るようにしましょう。それのほうが誠意が感じられます。

5.署名はしない

メールを受け取るとメールの最後に署名をつけている人がいます。色々なデザインを凝らし楽しいものも多いのですがちょっと待ってください。署名に本名、住所、電話番号、そして携帯番号まで書いてある時があります。会社関係なら必要事項ですが、個人の場合これは非常に危険です。電子メールは安全ではありません。誰が読んでいるかわかりません。せいぜいハンドルネーム(ニックネーム)ぐらいにしておきましょう。親しい人なら本名も住所を知っているはずですから、わざわざ署名することも無いわけです。

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