[100]ミステイク

誰にでもミスはあるもの。しかし、毎度同じミスを犯していたのでは話になりません。特にビジネスシーンでは利益(金銭)に絡みますので、より注意が必要です。

会社でミスをしたらどうしますか?まず、そのミスに対してすぐさま対処するのはもちろんですが、上司に報告しなければなりません。この場合ミスの軽重は問わないのが普通です。つまり、どんな些細なミスであっても、上司には報告します。そのミスが今後の業務の大きな支障になりかねないこともあるからです。もっとも、コピーを1枚取り仕損じたくらいで報告する人はいないと思いますが。

ミスを報告する時は客観的に報告することが重要です。ミスをしたほうにすればどうしても相手に過小評価を期待します。逆に仕事でうまくいったときは過大評価を期待してしまいます。これは人情ですが、こと仕事となったらミスはミス、できる限り正確に状況を報告することが必要です。その状況の報告を受けて上司は今後の対策を練るわけですが、状況が正しく報告されていなければ上司の判断さえ間違える結果となってしまいます。

さて、大きさにもよりますが仕事でミスをするとへこみますよね。自分だけでなく同僚にも迷惑がかかることが多いし。しかしへこんでばかりもいられません。ミスは次への糧にしなければ。

ただし「なぜ、ミスしたのか?」を延々考えても始まりません。それより「どうすればミスをせず仕事ができるのか?」を考えましょう。「なぜ人は空を飛べないのか?」を考える人は人間を解剖します。「どうしたら空を飛べるのか?」を考える人は鳥を解剖します。この発想の違いは大事です。

「どうしたらミスをしないで仕事ができるようになるのか?」はまず「なぜミスしたか?」の原因を調査し、ミスを誘発した情報の収集から始めます。知識不足なのか、調査不足なのか、準備や段取りが悪かったのか・・それを分析した上で対策を勘案し、上司に報告すれば上司も次への対策が講じられるというもの。

失敗は成功の元と昔からいいます。失敗を知ってこそ成功があるのですね。皆さんもミスを恐れずがんばって仕事をしていただきたいと思います。