[033]中元と歳暮

お中元の季節です。お世話になったあの方に・・・なんてコマーシャルみたいですが感謝の気持ちをこめて気持ちよく贈りたいものです。

お中元の起源は、日本古来の風習でいう1月15日の「上元」、7月15日の「中元」、12月15日の「下元」の三元の内、7月の「中元」が1年を2回にわけて祖霊を祭る習わしと、伝来した仏教の「うらぼんえ(7月15日)」とが重なり、「お中元」の風習になったとされています。

お中元やお歳暮を悪習だとする向きがありますが、出世の下心見え見えの上司に対するお中元や、裏工作的なものはあまり感心しません。やはり誠意を込めた感謝の者の現れであってほしいと思います。

お中元は7月の始めから15日までに届くようにします。全国的にはこの時期に贈るのが一般的ですが、旧盆の風習がある地域ではひと月遅れの8月1日から中旬までに贈る地域もあります。

ひと月遅れのお中元は主に関西地方など西日本方面に多くみられるようで、念のため贈る前に調べておいたほうが安全かと思います。 本来「贈る時期」というのは贈る側の地域で決まるので、相手が旧盆の地域でも特に問題は無いのですが。

お中元を贈るタイミングというのは結構短くて気がついたら過ぎてた、なんてことも良くあることです。こういう場合は、まーいっかーと知らん顔、じゃなくて贈り方を変えて贈ります。

7月15日を過ぎてしまったら、立秋(今年は8月7日)までなら「暑中見舞い」、立秋を過ぎたら「残暑見舞い」で贈ります。

【お歳暮】

お歳暮は12月初旬から25日くらいまでに贈ります。お歳暮の場合も贈りそびれてしまったら、小正月(1月7日)までは「お年賀」、小正月も過ぎてしまったら立春(平成13年は2月4日)までに「寒中見舞い」という形で贈ります。

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