最低賃金は雇用を減じる

2013年6月25日

最低賃金を上げるということについて。
経営者の立場からすると、賃金の原資は決まっている。
たとえば時給@¥800x10000時間とすれば原資は800万円。
最低賃金で時給1000円が最低となれば、800万円の枠÷1000円で労働できる時間は8000時間となる。つまり2000時間分削減しなければならない。
これは失業率増加につながるし、そうでなくともワークシェアリングとなり、個々の所得は減る。
最低賃金の引き上げは総所得の引き上げにはならず、労働者同士の食い合いになりかねない。労働力は需給関係で成り立つ市場なので、本来最低賃金は国が決めるべきものではない。