労働契約法(第五章)労働契約の展開(2005.試案)

知って得する労働法

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泣き寝入りしないために、身近な労働法をやさしく解説していきます。

労働契約法2005年試案

第一章総則

 

(1-4条)

第二章労働契約の締結

  第1節労働契約の成立(5-8条)
  第2節労働契約の期間(9-12条)
  第3節採用内定(13-15条)
  第4節試用期間(16-17条)
第三章従属的自営業者の扱い及び非典型雇用の均等処遇
  (18-21条)
第四章労働契約の内容
  第1節労働者及び使用者の権利と義務(22-27条)
  第2節賃金及び労働時間(28-32条)
  第3節労働者の職業的能力及び職業的財産の尊重(33-38条)
第五章労働契約の展開
  第1節労働契約の変更(39-43条)
  第2節配置転換・出向・転籍(44-46条)
  第3節事業の移転(47条)
  第4節多数当事者間の労働契約関係(48条)
第六章契約違反と責任
  (49-52条)

第七章労働契約の終了

  第1節解雇(53-60条)
  第2節退職(61-62条)
 

参考資料・条文など

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この労働契約法の条文は2005年に作成された試案です。決定ではありません。参考資料としてお使いください。

 

第五章 労働契約の展開(2005.試案)

第1節 労働契約の変更

(労働契約変更の原則)
第39条 労働契約の変更は、契約当事者の協議を尽くした合意によらなければならない。合意が得られない場合には、この法律の定めるところによる。

(約定変更権の制限)
第40条 契約内容を変更する権限を使用者が留保する約定は、無効とする。ただし、賃金、労働時間その他当該契約の重要な要素にあたらない契約内容について、右権限を留保することが業務上必要不可欠で、かつ合理的範囲内である場合は、この限りでない。

2 前項ただし書に定める約定変更権を行使する場合には、使用者は、変更権の根拠、変更内容及び変更の必要性を書面で明示のうえ、労働者の了解が得られるよう協議を尽くさなければならない。約定変更権の行使が、留保の趣旨に反し必要性及び合理性を欠く場合並びに前段の手続に反する場合は、無効とする。

(労働契約変更請求権)
第41条 当事者の一方が、契約内容を維持することが困難な事情が生じたために、相手方に契約の変更を申し入れた場合において、当事者間の協議が調わないときは、裁判所(労働審判委員会を含む。以下同じ。)に契約内容の変更を請求することができる。変更を予定しないことが明白な契約内容については、特段の事情がない限り約定後3 年以内の変更請求は認められない。

2 契約内容の変更を認める裁判(審判を含む。以下同じ。)が確定するまでは、請求を受けた者は従来の契約内容を履行すれば足りる。裁判所は、請求の趣旨に反しない範囲で、変更内容と変更の効力発生時を定めることができる。

3 労働協約に基づく権利義務について契約変更請求権を行使することは認められない。労働者は、特段の事情がある場合を除き、賃金の引き上げ等労働条件の改善を求めて契約変更請求権を行使することはできない。

(統一的労働条件の変更と労働契約)
第42条 使用者が当該事業場における労働者の全員又は一部に適用を予定する就業規則その他の統一的労働条件を変更する場合には、労働者代表と協議しなければならない。

2 使用者は、前項の協議を経て作成された統一的労働条件に基づき労働者の契約内容変更の申入れを行う場合には、4 週間を下回らない一定期間内に諾否の回答を求めることができる。右期間内に意思を表明しない者は承諾したものとみなす。承諾を拒否した労働者に対しては、前条に定めるところに従い、契約変更請求権を行使することができる。

(倒産時の契約変更手続)
第43条 倒産時に、使用者が事業の再建を図るために、労働者代表との合意に基づく労働条件で契約内容の変更を申し入れた場合において、労働者が応じないことを条件に労働契約の解約を告知したときは、労働者は、新契約内容に異議をとどめて労働契約の変更を承諾することができる。使用者が労働契約を解約告知したうえで、労働者代表との合意に基づく労働条件で新たな労働契約の締結を求めたときも、同様とする。

2 異議をとどめて承諾した場合には、労働者は、30 日以内に、契約内容の変更に合理的理由がなく解約告知が無効であることの確認を求める訴えを提起(審判の申立てを含む。以下同じ。)しなければならない。訴えの提起期間の経過により留保は失効する。労働契約の変更に合理的理由がなく解約告知が無効であることが裁判で確定したときは、解約告知は初めから無効とみなされる。

第五章第2節へ



たまごや

※記述が古い場合があります。自己責任にてご利用ください。


 

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最終更新日:2011.12.01


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