tax[059]都市計画税

2013年5月27日

土地や家屋を所有していると課税されるのが固定資産税と都市計画税です。これらは土地の有効な利用と適正な取引、公正な利用を維持する為に設けられています。

固定資産税は毎年1月1日現在で、土地・家屋などの不動産、事業に使う償却資産を所有している人が、その固定資産の価格をもとに算定される税額を、その固定資産の所在する市町村に納める税金(地方税)です。

都市計画税は都市の整備に充てるための財源として徴収する地方税です。都市計画法という法律に基づいて徴収されるものです。

都市計画法は市街化区域を言うものを定めています。市街化区域とは都市を計画的に開発していく上で、率先して市街化を推進する区域です。対するものに市街化調整区域というのもあります。これは、簡単に言うと市街化を推進しないという意味があり、特別に必要性のない建造物は許可されません。つまり、できるなら市街化区域に建物を建てて市街化に協力してくれというような意味合いの法律です。市街化区域は都市が機能的に開発されるようにさまざまな整備が必要なので、その財源として充てられるのが都市計画税です。

都市計画税は固定資産税と同時に納税します。課税方法は固定資産税と同じで税額は以下のとおりです。

◇課税標準額X税率=税額

課税標準額は固定資産台帳に登録されている固定資産評価額。税率は最高限度は0.3%で、市町村の条例により若干の違いがあります。

2001.01.10