今は探すのさえ大変になってしまったすかいらーくだが、なんと秋の新メニューとしてフォアグラが食えるというので早速行ってきた。ファミレスというコンセプトでフォアグラを食わす。これは一大事だ。

まずはすかいらーくを探さなければならない。さてどこだったか?近所のすかいらーくはほとんどガストになっているし。そういえば水戸にあったような気がする。ということで水戸インターから50号線を東へ。果たしてすかいらーく水戸インター店を発見した。あとからウェブで調べたところでは、茨城県には水戸インター店のほかは勝田店の2店しかない。すかいらーく世代としてはなんとも淋しい限りである。

この店、入った感じでは店内装飾もシンプル且つ清楚で好感が持てる。エスニックな制服も度が過ぎず高感度。従業員の接客も落ち着いたものであり、教育が徹底されているいるのがよくわかる。もっともそれなりの人材を用意しているという感じである。やはり「すかいらーく」は「すかいらーくグループ」のお手本でなのである。

秋の新メニューではフォアグラのソテーをトッピングした手ごねハンバーグがメイン。量が選べる。150g(合挽き)¥980と250g(合挽き)¥1,180。そのほかにソテーしたフォアグラと大根煮の前菜¥580もなかなかの味。

使用しているフォアグラはガチョウではなく鴨。ガチョウに比べレバー特有のまったり感がなくとろけるような舌触りで美味い。万人受けする味だ。最近何故かこの「鴨のフォアグラ」にお目にかかることが多い。価格も安く、どこかで仕掛け人がいるに違いない。

フォアグラつき手ごねハンバーグに和風セット+ドリンクバーで¥1,480は安くは無いが、なんてったってフォアグラである。この値段は嬉しい。できればこの秋だけでなく定番にも残して欲しいメニューである。

世界の三大珍味といわれる1つフォアグラの次はトリュフか。これもソースに使ったものは過去にあったような気がするが、是非形ある食材のトリュフとしてメニューに加えて欲しいと思う。今回のフォアグラは味姿量とも満足できるものであり、ファミレスの老舗としての面目躍如といったところであろう。さらなるチャレンジを期待したい。

なお合挽き手ごねハンバーグの味も懐かしくまた安心感のある味付けでほっとするものがあった。なにも牛肉100%である必要はない。ファミレスの一番良いところはハンバーグは美味いこと、また考えないで結局ハンバーグを頼んだとしても裏切られない安心感であろう。この安心感はひょっとするとファミレスにとって一番大事なことかもしれない。

すかいらーく訪問記

2002/11/03

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