[047]結納

見合い結婚の場合、結納(ゆいのう)は必ず行います。ここが恋愛結婚の場合と違うところです。見合い、結納、挙式、入籍とイベントは続きます。見合いをしない場合は、本人同士でどうするかですから、結婚届を出して入籍を済ませる場合もあります。

結納は日本古来のものであり、両家と本人同士を結婚を確認しあう大事な儀式です。結納を交わすと言うことは、法的にも婚約したという証しになります。

結納は地方によってやり方が違うので、男性側の家の方式に合わせたほうが良いでしょう。婿入りする時は女性側に合わせます。このあたり男女差別だとか色々な議論をかもしそうですが、しきたりというのはこういったうるさいものなのです。

結納には必ず仲人を立てます。恋愛結婚と違って見合いの場合は、公平な立場の人が必要です。親と本人だけで結納を済ませる場合もあるようですが、ここは仲人を立てるのが正しいやり方です。

結納は本来仲人が吉日の午前中に男性宅に伺い、結納品を預かって後日改めて吉日の午前中に女性宅に伺うのが格調高い本式です。しかし最近ではそれも大変なので、席を設け集合して執り行なう結納が一般的になってきています。これならわざわざ出向くことも無く、一般に済ませられるので忙しい現代人向けといえるでしょう。集合結納の席は仲人の家を使っても良いですが、できればホテルなどを使った方が事がスムーズに運ぶようです。

気になる結納金の額ですが、最近では100万円といったところが相場のようです。月収の3~5倍くらいが適当でしょう。受け取った女性側は、御袴料として半額を返します。